テニス4大大会とは何を指すのでしょうか?
プロのテニスの大会は、世界的なピラミッドをかたちづくっています。
その頂点が4大大会と呼ばれる、歴史ある4つの大会となっています。
具体的には、国際テニス連盟が定めた、
全豪オープン
全仏オープン
全英オープン
全米オープン
の4大会を指します。
この、4大大会を示す総称として、グランドスラムとも呼ばれています。
グランドスラムは、その他の大会と違って男女同じ場所同じ日程で行われます。
男女のシングルス、ダブルス、ミックスダブルス、車イステニスが2週間の大会期間に行われます。
グランドスラムの男子シングルスは5セットマッチで行われ、選手にとっては過酷であると同時に、目指すべき大会として目標とされています。
テニス4大大会 の通称は?
4大大会を総称するグランドスラムには、4大大会すべてに優勝することも同じように、グランドスラムとも呼ばれています(「ジョコビッチ選手はグランドスラムを達成した」)
全英オープンはウィンブルドン選手権(こちらが正式名称ですね)とも呼ばれています。
テニス4大大会 日程はいつでしょう?
全豪オープン | Australian Open | 1月月16-23日 |
全仏オープン | French Open | 5月22日-6月11日 |
全英オープン | The Championships, Wimbledon | 7月3日-7月16日 |
全米オープン | US Open Tennis Championships | 8月28日-9月10日 |
2023年は 上記の日程で行われています。
4大大会、グランドスラムは、2週間の長い日程で開催され、ドロー(参加選手数)はシングルス:128、ダブルス:64ペア
決勝までは、シングルスでは全127試合が原則行われ、優勝者が決まります。
優勝者は決勝まで7試合を勝ち抜いた者となります。
男子シングルスは5セットマッチを7試合(すべてが5セットではないにしても)というのは、選手にとってとてもハードな大会と言えるでしょう。
グランドスラム以外の大会は3セットマッチです。
全仏オープン2023

ウィンブルドン2023

全米オープン2023

テニス4大大会 優勝者(男子)
年 | 全豪オープン | 全仏オープン | ウィンブルドン | 全米オープン |
2021年 | ノバク・ジョコビッチ | ノバク・ジョコビッチ | ノバク・ジョコビッチ | ダニール・メドベージェフ |
2022年 | ラファエル・ナダル | ラファエル・ナダル | ノバク・ジョコビッチ | カルロス・アルカラス |
2023年 | ノバク・ジョコビッチ | ノバク・ジョコビッチ | カルロス・アルカラス |
過去の4大大会の優勝者については、こちらをご覧ください
グランドスラム男子シングルス優勝者一覧 – Wikipedia
テニス4大大会 優勝者(女子)
年 | 全豪オープン | 全仏オープン | ウィンブルドン | 全米オープン |
2021年 | 大坂なおみ | バルボラ・クレイチコバ | アシュリー・バーティ | エマ・ラドゥカヌ |
2022年 | アシュリー・バーティ | イガ・シフィオンテク | エレーナ・リバキナ | イガ・シフィオンテク |
2023年 | アリーナ・サバレンカ | イガ・シフィオンテク | マルケタ・ボンドロウソバ |
過去の4大大会の女子優勝者については、こちらをご覧ください
グランドスラム女子シングルス優勝者一覧 – Wikipedia
テニス4大大会 のポイント獲得は?
世界ランキングに用いる、ツアーポイントについて、4大大会での獲得ポイントは優勝2000ポイントです。ポイント制度についてはこちらをご覧ください
優勝 2000ポイント
準優勝 1200ポイント
ベスト4 720ポイント
ベスト8 360ポイント
ベスト16 180ポイント
優勝ポイントだけで無く、下位の獲得ポイントも大きくなっています。
ATPツアーマスターズ1000 は優勝ポイントが名称通りの1000ポイントになります。
優勝 1000ポイント
準優勝 600ポイント
ベスト4 360ポイント
ベスト8 180ポイント
ベスト16 90ポイント
グランドスラム大会では、準優勝でもマスターズ1000大会の獲得ポイントを超えるのです。
テニス4大大会 日本人の成績は?
錦織選手が2014年に全米で準優勝をしました。
オープン化後の日本人男子の成績では最高の成績となっています。
錦織選手以前では、
松岡修造さん、1995年全英ベスト8
のみがベスト8以上の成績となっています。
それまでの時期は、日本人男子より女子選手の活躍が目立っていました。
沢松和子さん、1973年全豪ベスト4
伊達公子さん、1994年全豪、1995年全仏、1996年全英ベスト4
沢松奈生子さん1995年全豪ベスト8、
杉山愛さん、2000年全豪、2004年全英ベスト8、
浅越しのぶさん2004年ベスト8
大坂なおみ選手が2018年全米、2019年全豪、2020年全米、2021年全豪で優勝
錦織選手や大坂選手の活躍を見たジュニアの選手が、4大大会に好成績を残す日が来るのはすぐなのか?
これからのジュニア世代の活躍も注目したいですね。

4大大会のオープン化とは
4大大会の大会名称に「オープン」が入っているのはなぜなのでしょうか?こちらのページもご覧ください。

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