テニス クレーコートとは?特徴は?赤土って何?ナダルが最強?

グランドスラム
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全仏オープンで試用されている、赤いコートは何で作られているのか知っていますか?

こんな色のコートの上で、試合が行われています。この赤茶の色はなにから来ているのか?調べてみました

テニス クレーコートとは?

クレーコートとは土で作られたテニスコート

土で作られたコートです、土に決まりは無いためいろいろな種類の土を使ったコートがあります。

日本で土と言えば、公園、雑木林、工事現場、お庭、いろんなところで目にする事ができますが、概ね茶色から黒色を想像すると思います。

テニスコートを作るのに、日本で主流となっていたのは普通の土(学校の校庭をイメージしてくだささい)茶色の土を使ったコートです。

どんな土でも良いとは言えないし、テニスコートを作るには基礎から固めながら、いろいろな大きさの石を敷き詰めたりしながら、最後に表面の土をいれて、平らにして完成です。

その使われる土によって、特徴的な色であったり、バウンドの早さに違いが出たりするのです。

クレーコート 特徴はなんでしょう?

よく言われているのは、クレーコートは「遅い」です。

「遅いコート」とは?なんでしょう。

テニスはボールをバウンドさせて打ち合うスポーツですから、ボールがどんなバウンドをするのかは、とても重要な要素になります。バウンドの仕方はコートの表面の素材によって状況がかわります。

クレーコートでは、バウンドすることでボールのスピードは落ちやすく、ハードコートはバウンドした後のスピードはあまり落ちません。

クレーコートでは、ボールの回転によってボールの軌道が高く跳ね上がります。ハードコートではそれほど高く跳ねることはありません。

クレーコートでは、ボールは高くバウンドして、スピードが落ちやすい。

したがって、選手はボールに追いつきやすくなり、ラリーが続くことが多くなります。逆にみると、ウィナー(1本で決めるショット)が少なくなるのです。

また、土ですので含まれている水分量によって表面の土の堅さが変わりボールのはずみ方が変わります。

湿った土と乾いた土ではボールの弾みに違いが出てきますので、天候に左右されるコートとも言えます。全仏オープンでは、セットとセットの間の時間に、係員が水をまいているのを見た事がありませんか、一定の水分量を目指しているのでしょうが、散水によってバウンドが変わる事も多々あると思っています。

土であるため、クレーコートでは、ボールがバウンドした地点の土が飛ばされてしまい、バウンドしたところの土が飛ばされて、テニスコートの表面に痕がのこります、全仏オープンを見ていると、審判がバウンド痕を見に審判台から降りて、コートに入ってくる事がくるところ見られます。

 

クレーコート 赤土は何でできているの?

赤い土で行われている、全仏オープンで使われている土は何でできているかと言えば、レンガを砕いたものでアンツーカーとも呼ばれています。

東京駅にも使われているレンガを砕いて、煉瓦色=赤色の土を造って、その土でテニスコートをつくっているのです。

私、昔から、土を固めて焼いて作ったレンガを、わざわざ砕いて土を作ったのか?って疑問に思っていましたが、こんな理由が有ったんですね納得です。

アンツーカ(もしくはアンツーカー 仏: en tout cas、英: En-Tout-Cas)は、1880年頃にヨーロッパで生まれたテニスコートのサーフェスです。降雨後、いつまでも水が引かないテニスコートの状況を改善するために考案されました。もともと高温で焼成したレンガを粉砕してつくられた、赤褐色の土を利用していたため、アンツーカらしいレンガ色はそこに起因しています。

引用:日本体育施設

土のコートの弱点は雨なのは昔から同じなんですね。

私も、高校の部活でテニスをしていた頃、雨が降ると土のテニスコートは使えなくてボールを打つ練習は中止、身体作りと称して基礎練になるのが、とっても嫌でした。

雨が降っても、直ぐに水が引きかつ柔らかくならない素材としてレンガを砕いたものが採用されたのです。当時の技術で作る事ができたのがレンガを砕いた土だったのです。

現在でもレンガを砕いたものは、庭の雑草除けの素材として売っています、レンガの代わりに瓦を砕いたものですが、水はけを改良するために敷き詰めたりもします。

レンガを砕いた土を使った事によって、特徴的な赤い土のテニスコートとなったのです。

一旦作ったレンガを砕くという工程があるため、どうしても土の単価は上がります、そのためテニスコートを作る費用が高額になってしまい、現在の日本では、アンツーカーで作られたテニスコートは大変少なくなっています。

クレーコートと言えばナダル

ラファエル・ナダルと言えば、クレーコートでは、異常(!)に強くグランドスラムである、全仏オープンでは5連覇を含む14回優勝!

クレーコートシーズン(クレーコートで行われるツアーの季節を指します)では、ホントに異様に(と言っても良いほど)強い選手です。

 

全仏グランドスラム記録 期間
最多優勝「14回」 2005–2022
5連覇 2010–2014
最多決勝進出「14回」 2005–2022
5年連続決勝進出 2010–2014
最多準決勝進出「15回」 2005–2022
6年連続準決勝進出 2017–2022
最多勝利 「112勝」 2005–2022
35連勝 2010–2014
最高勝率「98.0%」(100–2) 2005–2020
1セットも落とさずに優勝「4回」 2008, 2010, 2017, 2020
初出場で優勝 2005

引用:wikipedia

私は、これらの記録って、もう誰も破られる事がないのではないかと思われるほど凄い記録なんだと思います。

「○○コートで異様に強い」と言う選手が今後出てくるのか?そんな気にさせてくれたラファエル・ナダル選手も2024年限りでの引退を発表しました。

まだまだ、出来る!もっとナダルの試合を見ていたい、とも思ってしまうほど強い選手

 

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