テニスサービスエース 意味(語源)は?エースとの違いはなに?エース歴代の記録は?

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試合結果の統計(スタッツ)に、ACES(エース) 7 などの数字が出てきますが、エース とはなんでしょうか?

もちろんテニスのサービスに関することは当たり前ですが、『エース」とついた理由をなどを調べてみました。

日本ではサービスエースが一般的です。

出典:https://www.wimbledon.com/

サービスエース(テニス)の意味は、語源は?

そもそも、なんで「エース」というのでしょうか?

諸説あるようですが、トランプの1の札をエースと呼ぶようになり、トランプのエースはカードゲームでは最強のカードとも称されるのでエース=最強の という意味で使われてきました。

とwebでは書かれてることも多いですね。最強のサービスでポイントを獲得したことからサービスエースと呼ばれるという説明です。

この説明は、すごく納得しやすいですよね。多くのHPでテニスのサービスエースはトランプのカードのエースから来ているとの記述がありました。

一方で同じスポーツの、野球でも、そのチームの最強のピッチャーのことをエースと呼びます。

「最強の」が野球とテニスで同じキーワードとしてつかわれているので、これがエースの語源か?となりますが・・・

実はちがうらしいっすよ

えっ、本当ですか?

 

野球では

エースとはそのチームの一番強いピッチャーを表わしています。言ってみれば、そのチームでの「最強の」ピッチャーなので、トランプの1(エース)が語源と思いがちですが

実は野球のエースの語源、実はその語源はトランプのエースではありません。

明確に別の理由の語源が記録されているのです。

それは、1869年のシンシナティ・レッドストッキングスの設立時のピッチャー(アーリー・ブレナード)が、驚異的な成績を挙げて(57勝1敗)たため、彼の愛称であるAsaが転じて、チームの中心投手のことをAceと呼ぶようになったということでした。

アメリカの国民的人気を博す野球ですから、その記録も詳細に保管されていて、エースの意味や語源もキチンと証明できる形で残されています。

このアーリー・ブレナード選手に使われていたエースという言葉が、他のスポーツにも使われるようになり、最強の、一番のという意味を持つ単語として使われているのです。

野球のエースが、他のスポーツに派生してきている、この説明もなるほどと思いますね。

どちらが正しい語源なのかは調べた限りではわかりませんでしたが、私が調べた限りいずれも、最強の、一番のという意味を含んだ言葉で、使われていました。

 

テニス サービスエースとは(定義)?

サービスエースとは  テニスでは、サービスをレシーブ側がラケットで触ることが出来ずにサービス側がポイントを獲得した場合に、サービスエースと云います。まぁ、最強の、一番のサービスって意味になります。

最強のサービスであっても、ラケットに触ってリターンできなかった場合は、エースとは云いません。
この場合は、ウィナーという単語を使います。サービスに触ったけどポイントにならない場合に、サービスウィナー ともいいます。

強さから言うと、エース>ウィナー となるのです。

 

エースかサービスエースか?

ウィンブルドンなどの海外の大会でのスタッツでは、
ACESとの表記が一般的です。

エース=サービスエース という理解なんですね。サービスエースは和製英語なのかもしれませんね(まだ未調査ですけど)

欧米を含む海外では、エースといえば、サービスエースを表しています。

サービスエースの反対語は何かという質問がありますが、リターンエースぐらいした思い当たらないですねえ。

テニスサービスエースとノータッチエースの違いを考える

サービスエースは、レシーブ側がラケットで触ることなく、サービスを返すことができなかった場合です。
一方で、、ノータッチエースとは
エース=サービスが相手のラケットで触ることなく決まる
ノータッチ=タッチすることなく、

ですので「ノータッチ」と「エース」ほぼ同じ意味で使われています。和製英語といえるかもしれません。今では、あまり使われていないかもしれませんが、同じ事象(サービスエース)を表現しています。

テニスサービスエースの記録(歴代)のいろいろ

・サービスエースの本数

サービスエースの記録を持っているので、男子プロテニスではジョン・イスナー (アメリカ合衆国)サービスエース数は14,411本(生涯記録)

ジョン・イズナー選手、208cmの長身から繰り出されるフラットサーブ!サービスの記録保持者です

 

・サービスの速さ

サム・グロス(オーストラリア) 263.4km/h  2012 Busan CH

新幹線より速いです!

1試合のサービスエース本数

ジョン・イスナー (アメリカ合衆国)113本!!2010年ウィンブルドン1回戦 対ニコラ・マユ (フランス)

この試合で、対戦相手のニコラ・マユ (フランス)も103本のサービスエース打っています。この試合は記録に残る試合で、

5セットマッチの最長試合時間

6–4, 3–6, 6–7(7–9), 7–6(7–3), 70–68 (3日間)

この試合が契機となって、ウィンブルドンでも最終セットのタイブレーク制度が導入されています。

出典:https://www.tennis-x.com/stats/tennisrecords.php

サービスエース(エース)ポイントの最初であり、自分だけが制御できるプレーですので、最大の強みであると主に、それぞれの選手の個性が出るショットでもあります。試合を見るときに、こうした視点もあると、より愉しく見ることが出来ますね。!

 

サービスに関してはこちらもご覧ください。

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