プロテニスのツアーは、ATP(プロテニス協会)WTA(女子テニス協会)が主催する、グランドスラム四大大会を頂点とするピラミッドで構成されています。
たとえば、ATPツアーでは
ATPツアーはこうした構成になっています。選手はグランドスラムを目指して、下部ツアーに参加してATPポイントを獲得し、ランキングをアップさせてグランドスラムを頂点とするツアーに挑戦しています。
しかし、ATPツアーは個人の対戦であり(ダブルスがあるとは言え)、国別などの団体戦ではありません。卓球、柔道、水泳、などなどには個人戦と団体戦があるように、テニスにも団体戦が開催されています。
団体戦では、個人戦とは違って、チーム(団体)での対戦になるので、チームを構成する個人の実力だけ出ない、チームワークであったりチームの雰囲気が結果に繋がるなど、団体戦ならではの楽しみ方もあります。
テニス競技における、団体戦を紹介していきましょう。
デビスカップ
主催:ITF(国際テニス連盟)
男子テニスの国別対抗戦で、1900年に始まりました。1972年には50カ国以上が参加しました。現在では、135カ国がデビスカップに参加しており、世界最大の年間国際団体競技となっています
ビリー・ジーン・キング・カップ
主催:WTA(女子テニス連盟)
1963年から開催されている歴史ある女子テニスの国別対抗戦で、男子のデビスカップに相当します。
第1回の名称は「女子テニス連盟」の名前(連盟)を取って「フェデレーション・カップ」(Federation Cup)としましたが、1995年から「フェドカップ」に変更されました。2020年9月に伝説的女子テニスプレーヤーであるビリー・ジーン・キングを称えて、旧名のフェドカップから現在の名称に変更されました
ユナイテッド・カップ
主催:ATP、WTA、テニス・オーストラリア
ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)とテニス・オーストラリアが合同で開催する、男女混合の国別対抗戦。
レーバーカップ
2017年から毎年全米オープンの2週間後に開催されるチーム・ヨーロッパ(欧州選抜)とチーム・ワールド(欧州以外の世界選抜)による男子テニスの団体戦です
ホップマンカップ
ホップマンカップとは、男女混合による国別対抗戦で、国際テニス連盟(ITF)が主催するエキシビション大会です。
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